サギソウの育て方教室

2024224 会員の親睦会として今年で第10回目となる「サギソウの育て方教室」を「足守山野草の会」のご協力で開催しました。
 今年の参加者は13名で、初めてサギソウの栽培にチャレンジされる4名と昨年から栽培を始められた4名の方の参加もあり、会員の中でもサギソウの栽培への関心も高まってきているように感じています。
 今年もサギソウの球根は、講師の先生が長年園芸用に育てられているサギソウからできた球根で、普通(青葉)のサギソウと葉に白い覆輪が入る斑入りの「銀河」という名前のサギソウの球根2種類を用意してくださいました。
昨年の夏は猛暑日が続いたせいか、上手に育てられなかった方が多かったようで、ご自分のサギソウの鉢植えを持って来られて植替えされた方は数名でした。そのような中でも、15球植えていた鉢の用土を掘り上げたら40球に増えていたという参加者もいました。
上手に育てられなかった方や初参加の方は講師の先生から、球根の植え方からその後の管理方法など詳しく教えていただいておりました。尚、本日植付けたサギソウは、定例会の時にでも持って来られたら、生育状況などもチェックしてもらえることを確認しました。

真剣にサギソウの球根を植付ける受講者

植付け後の管理方法など熱心に聞く受講者


今回は、植付けたサギソウの球根からどの様に新芽や根が出るか?また、どの様に新しい球根が出来るかなど写真を使って説明もしました。
サギソウの球根のことなどを写真で説明

鉢から出した用土の中から球根を探す様子

鉢から出した用土の中から40球も球根が出てきたという参加者Kさんの談話より(抜粋)

(上の写真)右側の手元にある植木鉢は、3年前に「サギソウの育て方教室」で15球植えて育てていたもので、昨年は植替えが出来なかったものの、春に新芽を出し、夏には立派なサギソウの花を咲かせてくれました。(下の写真) この度、この鉢の植替えを行うため鉢から用土を出してみると大小合わせて40球もの球根が出て来ました。

Kさんの植付け後の管理方法は以下のとおり

鉢の置き場> 植付け直後の鉢は、家の東側の軒下に置き、芽が出始めた頃からは、南側の日当たり良い軒下に移動し、他の花鉢と一緒に置いていた。冬もこの場所から鉢は移動させていない。<日当たり> 南側の軒下は、日当たりが良く夕方まで直射日光が当たる場所。<水やり> 水やりには特に気をつけており、芽が出始めた頃からは毎朝行い、気温が高くなった頃からは、他の花と一緒に夕方も水やりを行っていた。 冬は、週1回くらいは行っていた。<肥料> 特に施していない。<花後の管理> 花が咲き終わると花がらを摘み取り、花軸や葉は自然に枯れるまで放置していた。<その他> 軒下に置いている時は、鉢受け皿を敷いていた。雨天の日には軒下から外に出していた。

<植替えせず2年目の開花の状態/2023.08.29撮影>