トキソウ観察会

2023521日 トキソウ観察会を開催しました。会員含め32名の参加とケーブルテレビOniビジョンの取材がありました。
観察会のアテンドは、少人数の3グループに分かれて湿地へ向かいました。
先ずサギソウ湿地では、希少植物のモウセンゴケ、コバノトンボソウ、カキラン、サギソウ(若芽)やゴウソ、オニスゲ、など観察しました。
(サギソウ湿地)希少植物の説明を聞く参加者

 サギソウ湿地で湿生植物の観察中、会員が未成熟のハッチョウトンボを発見しました。今年はハッチョウトンボの出現が遅れており、これが初見日となりました。
「あっ!ここにハッチョウトンボが・・・」

次に、こい岩湿地や上こい岩湿地への山道沿いで開花している樹木や果実をつけた樹木などを観察しながら湿地へ向かいました。(花:ガンピ、ナツハゼ、コツクバネウツギ、カマツカ、ヤマツツジ、サワフタギ、ソヨゴなど)(果実:コバノガマズミ、サルトリイバラ、アセビ、ヤマウルシなど)

山道沿いの樹木を観察中の参加者

こい岩湿地では、トキソウのほかヒメミクリ、アギナシやサギソウ(若芽)などの希少植物を観察して廻り、上こい岩湿地ではトキソウやカキランの開花なども観察しました。
(こい岩湿地)湿地の説明を聞く参加者

(こい岩湿地)希少植物の説明を聞く参加者

こい岩湿地、上こい岩湿地に自生しているトキソウは近年増加傾向にあり、特にこい岩湿地では、ほぼ全域に生育範囲を拡大しています。
<今年、こい岩湿地でトキソウの開花初見日は、5月6日でした。>
トキソウは、一茎一花のラン科の多年草

こい岩湿地では、ほぼ湿地全域で確認できる